2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧

アドルフに告ぐ

手塚治虫 第二次世界大戦のドイツと日本の話だ。あるBLOGに必読と書かれていたのを真に受けて、読んでみたのだが、たしかに、おもしろい。夕方に読み始め、読みふけって、結局夜中に全巻読み終わった。悲惨なシーンが多い。でも主人公(彼は狂言回しと自分の…

家守綺譚

梨木香歩 死んでしまった友人が住んでいた古い家に、一人で居候(家守)をすることになった若い小説家の話だ。友人が幽霊になって時々現れる。植物の名前をタイトルにした掌編が多数集まって、連作になっている。池澤夏樹が毎日新聞の書評で上手に誉めていて、…