2004-07-01から1ヶ月間の記事一覧

子どもの王様

殊能将之 講談社ミステリーランドの一冊を読んだ。『美濃牛』などミステリー界で奇才と評判の高い殊能氏が書き下ろした『子どもの王様』だ。ミステリーランドというシリーズは最近のベストセラー作家に子どもも読める本を書いてもらうという企画である。執筆…

ケータイを持ったサル --「人間らしさ」の崩壊--

正高信男(中公新書) 軽い気持ちで手に取った新書だったが、なかなかどうして読み始めたら止まらないほど面白い本だった。特に中に出てくる実験が楽しい。ケータイ族と非ケータイ族で信頼ゲームを実際にやらせて収支を計算するなど、ほんとにやるとは。著者…

『映像とは何だろうか --テレビ制作者の挑戦--』

吉田直哉(岩波新書) 映画部という同好会の仲間である職場の同僚から借りた。面白いから、と言われて半ば強引に押し付けられたのだが、これは確かにすごく面白かった。(疑ってごめん>Bさん)NHKでドキュメンタリーや、大河ドラマを作って来たディレクター…

『パラレル・リアリティ』

ICCユーザインタフェース(UI)研究者の間で、関係者が多数参加しているため、ちょっと話題になっている。今日の昼に、家族と祖師谷、千歳船橋と動いて、この機会を外すと見れないかも、と思って、その足で初台へ向かった。まずは原田さんのヴィスケット(Viscu…

『記録と表現 --アーカイブを作る、使う--』