2004-01-01から1年間の記事一覧

石川県立歴史博物館

Viscuitの原田さんや、POBoxの増井さんたちと毎年会うWISSというワークショップに参加するために能登半島の羽咋に行ってきました。 http://www.wiss.org/今年は仕事の関係上、最終日だけしか参加できず、大変悔しい思いをしました。これまで10年間フルで参加…

石川県立美術館

コスモアイル羽咋

四季・ユートピアノ

佐々木昭一郎 http://www.nhk.or.jp/archives/13nendo/back110.htm 1980年のドラマです。当時テレビで見たときは、印象的なシーンがたくさんあったけれど、幻想的なのを不安に思いました。なんか危ない、というか。その後、再放送で一度見直していて、今回時…

午前、午後

市川実日子 近所に最近できた比較的大きな本屋に行った際に、ドラマ『すいか』で気になった役者さんのエッセイ集みたいのがあったので、買ってみた。読んで初めて、いろいろな映画に出てすでにずいぶん話題になった役者さんだったのだと知った。『blue』『と…

[Movie] 千年女優

今敏 職場のDLPプロジェクターを借りてミニ上映会を開いた。そこで見たのが後輩の持って来た、このアニメ映画である。しばらく前に公開され、山の手線沿線に大きな看板が立っていたりしたので、それなりに評判を呼んだと記憶している。現実と想像の世界が混…

グッドラック 戦闘妖精 雪風

神林長平 第1作は日本SF史に残る傑作だと思う。初期の神林の特徴を表して表現がストイックで簡潔、それぞれの話も切れよくまとまっている。フェアリィ星上に限定して空中戦だけの戦闘という極めて特殊な環境を納得できる設定も見事で、テクニカルタームやジ…

戦闘妖精 雪風 <改>

攻殻機動隊 Stand Alone Complex

神山健治 有名な近未来の東京を舞台にしたSFアニメだ。漫画が原作で映画があるが、このシリーズは衛星のテレビシリーズだったもので、来年から第2シリーズがはじまる。もともとテレビ放映だけを目的としたものではなく、後でたっぷり稼ぐことを想定してたっ…

マトリックス レボリューションズ

ウォシャウスキー兄弟 まずDVDでリローデッドを借りて見て、映画館に行きレボリューションズを見た。気分転換に良かった。印象に残っているのはキャプテン ミフネの打ちっぱなし、かな。どどどどどどど、うぉーうぉーうぉー、ってやつ(見た人しかわからんじ…

マトリックス リローデッド

子どもの王様

殊能将之 講談社ミステリーランドの一冊を読んだ。『美濃牛』などミステリー界で奇才と評判の高い殊能氏が書き下ろした『子どもの王様』だ。ミステリーランドというシリーズは最近のベストセラー作家に子どもも読める本を書いてもらうという企画である。執筆…

ケータイを持ったサル --「人間らしさ」の崩壊--

正高信男(中公新書) 軽い気持ちで手に取った新書だったが、なかなかどうして読み始めたら止まらないほど面白い本だった。特に中に出てくる実験が楽しい。ケータイ族と非ケータイ族で信頼ゲームを実際にやらせて収支を計算するなど、ほんとにやるとは。著者…

『映像とは何だろうか --テレビ制作者の挑戦--』

吉田直哉(岩波新書) 映画部という同好会の仲間である職場の同僚から借りた。面白いから、と言われて半ば強引に押し付けられたのだが、これは確かにすごく面白かった。(疑ってごめん>Bさん)NHKでドキュメンタリーや、大河ドラマを作って来たディレクター…

『パラレル・リアリティ』

ICCユーザインタフェース(UI)研究者の間で、関係者が多数参加しているため、ちょっと話題になっている。今日の昼に、家族と祖師谷、千歳船橋と動いて、この機会を外すと見れないかも、と思って、その足で初台へ向かった。まずは原田さんのヴィスケット(Viscu…

『記録と表現 --アーカイブを作る、使う--』

神の守り人 来訪編・帰還編

上橋菜穂子・著 (偕成社ワンダーランド(28))" title="神の守り人 (偕成社ワンダーランド(28))" class="asin"> (偕成社ワンダーランド(29))" title="神の守り人 (偕成社ワンダーランド(29))" class="asin">おしまい辺りに心残りがある。惜しいな。途中までは…

前田建設 ファンタジー営業部

前田建設 ファンタジー営業部っていうサイトがあります。 http://www.maeda.co.jp/fantasy/index.html 前田建設の広報業務の一環として見事ではあるのだが、いやぁ、妄想の類いかな、これは。第一回は「マジンガーZの格納庫」を弓教授から見積もり依頼されて…

箱根の美術館

たくさんの饅頭屋が軒を連ねる箱根へ、職場の懇親会で行った。温泉地で宿泊して宴会、という今ではもう珍しくなってきた、典型的な社員旅行だ。しかし私の職場でも、今年あたりが最後かもしれない。実は関東に住んで13年になるが、箱根に行くのは始めてだ。…

すばやい動き

甲野善紀について 体育館らしき所で、二人の男が棒を振り回しているようすがテレビに映っている。一人はスポーツウェアをきた学生風の若い男で、かなり長尺の棒を体と一緒に反転させる動きをしている。左、右と交互に動かす。普通の木刀にしては長く、槍ほど…

神隠しと日本人

小松和彦 作 薄い文庫本なのに読むのにけっこう時間がかかった。エッセイや啓蒙書などの「読み物」ではなく、もとは民俗学関連の論文である。『千と千尋の神隠し』が流行ったのを受けて角川文庫で再刊された。柳田國男をはじめとする言い伝えの蒐集記録を題…

ハートオブウーマン

ナンシー・マイヤーズ テレビでやっていたのを見ました。メル・ギブソンが主演の、これもファンタジーでしょうかね。女性が考えている事が、音として聞こえるようになってしまった男の話です。笑えますし、良く出来てます。Bruce Allmighty といい、これとい…

Bruce Allmighty

トム・シャドヤック これは飛行機の中で見た映画です。マスク、トゥルーマン・ショーのジム・キャリーが主演のファンタジー?です。神の力を借りてしまったブルース君の悲喜劇をテンポ良く描いています。多少毒がありますが、さんざん笑えました。パロディ満…

猫の恩返し

森田広幸 DVDを借りてきて見ました。 かわいいメルヘンです。気合いを入れて見ると肩すかしをくいますが、メルヘンだと思ってみれば、丁寧に作られていますし、ほほえましいシーンがいっぱいあって良いのではないでしょうか。絵はさすがジブリ、丁寧です。フ…

イタリアよいとこ一度はおいで

これはイタリアからの帰りの飛行機で書いています。もうあと一時間ほどで成田につきます。発表が最終日だったので、逃げられず;-(、自由時間の少ない出張でした。国際会議の開催場所は北イタリアのウディーネという古都です。ベネチアのマルコポーロ空港から…

暮しの手帖

「暮しの手帖」という雑誌がある。実はこれまであまりまともに読んだことがなかった。土曜日に本屋めぐりをして、あまりに長時間立ち読みをした本屋を出る際に、申し訳程度に何か一冊買うことにして、これを手にした。2003年8・9月号、特集は「われら夏休み…

茄子アンダルシアの夏

http://www.nasu-summer.com/ スペインでの自転車レースをネタにした1時間ほどの短いアニメ映画です。いいですね、これは。ひねりが何もない直球勝負の話で、無駄なく丁寧に作ってあります。お子様向けでもない、玩具屋の宣伝でもない、難解なアートでもな…

ファンタジービジネスのしかけかたーあのハリー・ポッターがなぜ売れたー(野上暁+グループM^3)

ご存じの通り、ハリー・ポッターは大いに売れ、多数のファンを獲得し、関連グッズも売れています。それに対して昔からのファンタジー好き(評論家など)には評判が悪い。ハリーのファンにとっては、評論家の意見など何の意味もないし、評論家も売れているか…

ムーミン パペット・アニメーション

http://www.moomin-cinema.com/ ムーミンを見に、日曜の朝9時すこし前に渋谷のパルコパート3内のシネクイントに行った。日曜日の朝っぱらから渋谷に行くなど始めてだが、朝9時40分からしか上映していないので仕方がない。事前情報でけっこう混んでいるらし…

クラバート

大学生の時にチミーから勧められたのに読む機会をのがしていた本がある。図書館から借りてきた二冊の内のもう一冊『クラバート』がそれだ。舞台はドイツの西の国境付近、チェコとハンガリー近くの湿地帯である。12人の職人と親方が働く、粉引き水車小屋に入…