大阪市立東洋陶磁美術館


朝9時に三宮を出る阪急で梅田に向かった。さすがに細かく指示してもらったので、一発でOcean支局長に会えた。私のスーツ姿を似合わん、似合わんと言われた。荷物を大阪駅のロッカーにあずけて地下鉄に乗り、最初に向かったのは大阪市立東洋陶磁美術館である。http://www.moco.or.jp/

中之島の緑陰を抜けてのんびり散歩しながらたどり着いたのは、住友グループから寄贈を受けた安宅コレクションを中心にしたかなり気合いの入った美術館だ。国宝・重文ごろごろ。どれもすごいのだろうが、この日は、なぜか日本の陶磁器に惹かれた。そのなかに、「鼠志野 草鳥文 額皿(美濃焼)、桃山時代、16c--17c」というのがあって、それがあのチミー氏の、そしてメトロポリタンの皿である。同じ型、というのかな。これも実に地味深い皿だった。メトロポリタンの皿よりも鼠色が濃くて、野趣があり、模様がはっきりしている。いい皿だ。なおOceanさんお気に入りの「飛青磁 花生 龍泉窯 元時代・13〜14世紀」は国宝のため、秋のみの展示らしい。そのかわりに「油滴天目 茶碗 建窯 南宋時代・12〜13世紀」が展示されていた。思ったより小さい。もっと大きいものかと思っていた。


2001/6/5
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