マトリックス レボリューションズ

ウォシャウスキー兄弟

まずDVDでリローデッドを借りて見て、映画館に行きレボリューションズを見た。気分転換に良かった。印象に残っているのはキャプテン　ミフネの打ちっぱなし、かな。どどどどどどど、うぉーうぉーうぉー、ってやつ（見た人しかわからんじゃないか）。巨大なスクリーン+ドルビーサウンドで体験したので肩こりが取れそうな迫力だった。後はキーメイカーにまつわる話がファンタジーしてた。リローデッドの高速道路シーンですさまじいアクションが行われている所に、場違いに平然としているキーメイカーが、なかなかいい。

遠未来の話なので、 後半に行くにしたがってSFというよりもファンタジー、それもヒロイックファンタジーに近くなっていったように思う。使われているテクノロジーが全体にアナクロなのも、その印象を助長している。あの話での予言、オラクルっていったい何だったんだろう。いずれアンバランス要素が発生することは予測できたろうけれど、それがネオ、ミスターアンダースンだというのは、確実にわかった訳じゃないんだろうな。自信なさげだったもの。予言などみなそのようなものか。またアンチス○スはどうやって実現したんだろう。まるで説明がなかった。話の筋からして予定調和なので気にはならないが。ま、いい。そういう細かい事を気にしても仕方がない痛快アクションSF映画ととらえた方が良さそうに思う。なお日本のアニメの影響を大変濃厚に感じた。換骨奪胎しているので、もう元ネタが何かはわからないようにゴチャゴチャしているが、テイストはまぎれもなく日本アニメだった。ドラゴンボール？、確かに。

2003/11/29
few01