かもめ食堂
本屋で立ち読みして、選んだ。もうじき映画が公開されるらしい。見にいこーっと。映画の原作として書き下ろされた小説だそうだ。
フィンランドに、一人の日本人女性が開いた小さな食堂「かもめ食堂」、にまつわる話だ。飄々とした楽しい話である。こういうの好きだなぁ。
まぁ、落ち(?)は最初から見えているので、ストーリーテリングを楽しむというよりは、味わいを楽しむ小説だ。いわゆるスローライフというか、クウネル的な人生観が全体に満ちていて、それが好きか嫌いかを分けるような気がする。
個人的に惜しいと思うのは、食べ物の描写が味気ないという点だ。食べ物が大事な話なのになぁ。先日、鬼平犯科帳のドラマをやっているのを見たが、池波正太郎は、ほんと上手そうに食べ物を描く。
映画のサイトにあった占いをやったら、私は「シナモンロール」だった。サイトで占いをするのが流行なのか?今日の運勢は最低「悪夢が現実に」だって、そういえばさっき帰宅途中にグロい物を見てしまったな。あれか?
映画のキャストは、小林聡美、片桐はいり、もたいまさこの三人だ。ほぉ。キャストが小説より先にあったのかな?まさしく、そのままのイメージだ。