「松濤美術館」

最初は、京王井の頭線神泉駅から歩いてすぐの松濤美術館だ。

我々が行った2008年5月には、『中西夏之新作展絵画の鎖・光の森』というのをやっていた。一度行ってみたかった独特な外観の建物だ。入館料は300円と区立らしい安さ。B1と2Fが小振りの展示会場になっている。中西夏之の、抽象的もしくはデザイン的な油絵とドローイングは涼しげだ。紫陽花のような、空から流氷を撮影したかのような、散って、動いて、まとまって行く動きが感じられる絵である。色もストイックで、白を基調に、紫と黄色が少しだけ。なかなか気持ちいい。