「たばこと塩の博物館」

そこからBunkamuraまで降りて、スペイン坂を登って、途中昼ご飯を食べ、最後に向かったのが、たばこと塩の博物館だ。入館料はなんと100円だ。

西アジア遊牧民の染織』という民族色豊かな織物が展示されていた。そんなに古くなく19世紀中盤から20世紀後半ごろまでに作られた織物だ。塩袋、小物袋、敷物など。合成染料ではない滋味深い色合いがいいね。手織りの歪んだ感じも、作り手の個性が感じられて楽しいものだ。

この博物館の3Fは塩に関する常設展で、2Fと1Fはたばこに関する常設展があって、いずれもなかなか見応えがあった。専売公社になる前の方が、デザインなど味があるなぁとは妻の言葉、やっぱ国営にすると多様性が失われてしまうのかな。

いつもは埃っぽくて人だらけで、個人的にあまり足を向けたくない渋谷だが、気持ちの良い風が吹く、心地よい5月のミュージアム巡りだった。