羽根木プレーパーク


木に登るって気持ちいいねぇ。背中を木につけて空を見ていると浮き上がるような気がする。

羽根木プレーパークに先週末にはじめて行って来ました。昼飯を外で食べたあと、妻が梅ヶ丘の羽根木公園に行ってみようといいだしましたので、家族で行きました。娘は家に帰りたがっていましたが、しぶしぶついて来ました。

梅ヶ丘は私たちの住んでいる喜多見から新宿方面に小田急で15分くらいです。近くなので以前から行ってみたいと思っていました。

羽根木公園は古い広い公園です。丘になっているので石段を上って行くと、ぽつぽつとまばらに人がいます。普通の公園です。ところが歩いて行くと、奥の方に変な感じのところがあります。妙に子供がたくさんいて、ぎゃあぎゃあ遊んでいます。なんか薄汚い。空が曇っていたのでよけいにそう感じたのかもしれません。ベニヤ板を打ち付けてペンキが塗られた看板、掘っ立て小屋、たき火のけむりが充満していて煙たい。

そこが羽根木プレーパークです。娘は最初プレーパークの側のコンクリート迷路のあるところへ行って遊んでいました。そこにもたくさん子供がいて遊んでいます。けっこう高いコンクリートの壁や崖になっていて、小さな子供が平気でその端をうろうろしているので、ひやひやします。やがてしばらくコンクリート迷路のところで遊んだ後で、妻がプレーパークの方に行くと言ったら娘も付いてゆきました。

小屋は事務所らしい。その前の地面には穴がぼこぼこ空いていてたき火をしています。消し墨を作っている子供や、ホイルにつつんだサツマイモを焼いている子供、材木を持ってきてナタで割ってはたき火にくべている小学2年生がいます。特にイベントをやっているわけではなく、みんな勝手にやっています。

木が生えた斜面には何やら滑り台のようなもの、ハンモックのようなもの、小屋のようなもの、平均台のようなもの、ブランコのようなものが無秩序に作られて設置されています。ようなものとしかいいようがない手作りの粗雑な遊具(?)です。釘が飛び出ていたり、ぐらついたりします。汚れまくってます。ブランコは乗ると回転しながら揺れます。大きな木には縄がかけられていて、上に小屋のようなものが作られています。隣の木との間には三本のロープが張ってあって、子供達はその間を器用に渡ってゆきます。右端の方では泥水が流れるように川を子供達が掘っています。また新しく何か作るらしくその下流のところには深い穴を数人の子供と大人が掘っています。

左の端の方には廃木材が積んであって、小さな子供が勝手に持ってきて鋸で切ろうとしています。近くには鋸やかなづち、ナタなどの工具が壁にかけられていて勝手に子供たちが持っていって使っています。

娘は真ん中にある滑り台に、女の子達が群がって滑ったり登ったりしているのに入っていって自分も遊んでいました。楽しいのだけれど、今ひとつ仲間には入れていませんでした。女の子達はしょっちゅうここに来ているのでしょう。慣れた様子で文句を言いながら遊んでいました。

高い所から吊されていて前が坂になっているブランコにも乗りました。怖がっていましたが喜んでいました。私も乗りましたが、前が坂になっているので、2mほど空中に浮きます。けっこう気持ちいい。

娘があたりをうろうろして遊んでいる間に、真ん中にあるいかにも登りやすそうな木に登ってみました。私の身長よりずっと高かったので3mぐらいでしょうか、下を見ると少しくらっとするぐらいです。木に登ったのは久しぶりでした。

少し寒くなってきたので娘を促して帰りました。妻は娘を見ている以外はたき火の側にずっと立っていました。


2001/4/17
few01


2003/5/20追記
その後、娘は一人で電車に乗って何度かプレーパークに行ったようだ。今でも時々一緒に行こうと誘われる。