イタリアよいとこ一度はおいで


これはイタリアからの帰りの飛行機で書いています。もうあと一時間ほどで成田につきます。発表が最終日だったので、逃げられず;-(、自由時間の少ない出張でした。国際会議の開催場所は北イタリアのウディーネという古都です。ベネチアマルコポーロ空港からメストレ経由で2時間半ほどかかります。大学を中心とした落ち着いた美しい街でした。会場はそのウディーネのお城でありました。10mはある天井で壁も天井も一面のフレスコ画で囲まれた中での会議というのは始めてです。

コーヒーブレイクを午前と午後に1時間づつとって、昼はしっかりしたコース料理を2時間も楽しみ、二日目のパーティーに至っては、片田舎のお城、領主の館という感じかな、で夜中1時までディナーがありました。生活に対する考え方が、アメリカや日本とまるで違うという印象です。

ま、でもマクドナルドが駅前にあって、ハッピーセットハム太郎で、ピアッツァで隠れんぼをしている子どもは「ピカチュウ」とカタカナの書かれたTシャツを着ていて、発表者はみなアメリカや日本のパソコンやデジカメ、ビデオカメラを使っていました。さすがに携帯はノキアジーメンスでしたが。

刺激的ではなかったけれど、快適でしたし、色々と考えさせられる旅でした。イタリアの人たちは人なつっこくて陽気だし、食い物はどれもこれも美味いし、たしかに旅行するには持ってこいだな。

向こうについた翌日が移動日だったので、とりあえずベニスには行って来ました。ちょうどレガッタ競争があっていて、日曜日で晴れていて、ものすごい人出でした。まるで遊園地。しかしまぁ、ベニスも切りなく面白い街ですね。塩野さんの『海の都の物語』を思い出しながら、サンマルコ広場からフェロービア(駅)まで路地を迷いながら歩きました。途中でおばちゃんの店で食べたピスタキオのジェラートの美味かったこと、悔しいな、新宿で食べたのと全然違うぞ。


2003/9/13
few01