オトナ語の謎。

オトナ語の謎。 (新潮文庫)
監修:糸井重里


ほぼ日刊イトイ新聞に連載されたものを本にしたものです。
http://www.1101.com/otona_news/index.html

デパートで娘と妻が服を選ぶのを待つ間、暇つぶしにと本屋で買った本です。笑った笑った。小六の娘も一緒に読んで大笑いしました。彼女には半分も意味がわからんと思いますが。

組織に務めたことのある人なら、オトナ語に戸惑った経験を持ってますよね。私は「お世話になっております」ってのが最初すごく気になりました。お世話してないけどなぁーって(^ ^;)。

他にも、研究所で頻繁に上司が使う「わっからないナァ〜」とか「見えてこない」ってのも不思議でした。承服できない、納得できないって意味ですね。

そういう不思議な言葉(不思議でなくなっている自分も不思議)を集めて、笑える解説がつけられています。苦笑しながら同時に、自分も普通にこういう言葉使ってる、反省って思いました。それと、同じ内容を角が立たないように言い換えているんだよねって、思います。例えば

「ダメ、やりなおし」

ってのを、オトナは

「う〜ん...企画の意図が見えてこないな。部分的にはいいんだけどね。こう、遊びが足りないというか。ひとことで言うと、弱い。もっと、軸になるものがないと」(p. 105)

ってな感じに言うんですね。