スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー
1960年SF風というか、空想科学小説風なセピア色の映画だ。マッドサイエンティストが、科学者11人を集めてロボット軍団を作り、世界各地に攻め入るのを、プロペラ機を駆ってやっつける主人公スカイキャプテンの物語だ。セット撮影でなく、ほとんどがCGである。
あまり期待していなかったが、案に相違してなかなか良作だった。新しいものは何もないが、空想科学小説風な、道具、登場人物、メカニック、会話、ストーリー展開を丁寧に映画として実現してあって、楽んだ。肩が凝るほどの迫力とか、切迫感はまるでなく、わくわく感というか、そういうのを感じながら余裕を持って楽しめる映画だった。
追記:いまテレビでやっている小松崎茂原作の『プロジェクトブルー地球SOS』というアニメーションが、空想科学冒険物ということで近しいかもしれない。すごく良くできていて、毎回楽しみにしている。