決断力

羽生善治
決断力 (角川oneテーマ21)


短い、やたらにキレのある文がならんでいる。彼の将棋も、こういう感じなのだろうか。私は将棋は頓珍漢なので、わからないが。

ここ20年で、将棋の世界は大きく変わったそうだ。要するにIT化の波が押し寄せたためだ。彼は、昔の名人と、現代の将棋指しが試合をしたら、どうなるかという設問に対して、昔の人が勝つことはない、と断言している。それほど時代は変わってしまった。

CMUの金出先生の例が時々出てくるが、これはいずれも同じ本から引用されたものだ。私も読んだ。『素人のように考え、玄人として実行する』
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これも面白い本だ。研究分野が金出先生とは近いので、個人的には、より身にしみる。