六所神社に初詣


初詣に行った。なんとなく毎年、散歩がてらに行く。今年は、豪徳寺の近くの六所神社に行った。

単に近所で、あまり参拝客が多くないところ、という選び方をしているので、何も知らずに出かけた。そのため参道に並ぶ列の後尾について、さて、ここは何の神様が祭ってあるのだろう、と思ったが、さっぱりわからない。

列の先頭に近づいて、本殿のそばの立て札に大国主命(おおくにぬしのみこと)とあるのを妻が見つけて、そうだったか、大国主かと理解した次第。まったく不心得な参拝客だ。

大国主と言えば、因幡の白ウサギを助けた彼で、古事記ではスサノオの娘を嫁にもらって、息子となった地方豪族だね。最終的には天皇家の祖先に服従することになるが、なかなか人気のある神様の一人だ。

以下のサイトによると、別名が多数あり、おおまかにはどれも大国主のことらしいことがわかった。
http://www.remus.dti.ne.jp/~n-makoto/izushinto/daikokunamae.html

そういえば、初詣のメッカ、明治神宮ってのは誰を祭っているんだっけ、と考えて、そら明治天皇だな、と思い当たって、妻に、昭和天皇の神社ってのはあるのかな?と聞いたら、人間になったから無いんじゃない?と言われた。そういえばそうか。(本当?)

そこで、祭神には、どういうのがあるのか気になって、少し調べてみた。なかなか良くWikipediaにまとめてあった。北部九州の人間ならおなじみの菅原道真とか、お稲荷さんの次に数の多い八幡神社八幡神である応神天皇などが載っている。日本の神様のメインのお宮には一度ぐらい行ってみたいものだ、と思った。北野天満宮も、出雲大社も行った事無い。

また、以下は「神社と神道ブログ」というものらしい。
http://jinjablog.com/x/
神社オンラインネットワーク連盟が運営しているらしい。神様の世界もインターネットの時代だねぇ。


追記:その後、初詣というのは明治時代に鉄道会社が戦略的に始めた行事だということを知った。また神様の中には、仏教出身の神様も多数いるらしく、まぁほんとに日本人の節操のないこと。いいね。『日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか』という本(この本面白い)に、こんな話が書かれていた。ある村の葬式に著者が呼ばれて行った。お亡くなりになった人は、神道だというので、神式の葬式だろう、と思って待っていると、何故かお坊さんがやってきた。同席している村人は皆当たり前という顔をしている。そうこうしていると、お坊さんがお経を上げ始める。ところが、お焼香はサカキを捧げて柏手を打つ神道の形式だ。なんとも。